JR北海道は31日、札幌市東区の車両基地で既存の特急列車のデザインや内装を刷新し、観光列車や繁忙期の臨時列車、イベント列車などとして活用する多目的車両「はまなす編成」を報道陣に公開した。

製造費は5両で約20億円かけた。外観はハマナスの花のピンクを配色し、フリースペースとして使われる予定の1号車にはラウンジや掘りごたつのある個室を設置。地域の特産品を販売するカウンターなども設けた。全車両にコンセントがあり、無線LANを提供する。

同社は10月、1880年に北海道で鉄道が開業してから140年を記念し、団体ツアーではまなす編成を初投入する予定。