新型コロナウイルスの感染拡大で用いられたマスクやチラシなど身近な品々を集め、コロナ禍の日常や社会の様子を記録して後世に残す取り組みが、各地の博物館で広がっている。背景には、約100年前にスペイン風邪が流行した時代の生活を伝える資料がほとんど残っていないことへの反省がある。
祭りの中止を伝えるチラシやテークアウトのクーポン券、政府が配布した布マスク――。北海道浦幌町の町立博物館に並ぶ「資料」は、普段の生活で何げなく手にしている物ばかりだ。2月から地元住民に提供を呼び掛け、既に約200点が集まった。(KYODO)
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