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宮内庁は、死後昭和天皇として知られる裕仁天皇の実録を61巻にまとめた。この実録には、天皇が自分の国が戦争に向かうことを止められずに苦悩していたことが描かれていると共同通信が報じた。9月9日に公表された12,000ページに及ぶこの記録には、1939年７月、軍がドイツと関係を築いていた時に、板垣征四郎陸軍大臣に軍の「体質」について苦言を呈したことが書かれているという。アメリカとの戦争を求める声に対して警告し、1941年７月に「自滅的な戦争にほかならない」と予測していた。記録には、ほとんどあるいは全く知られていない事実、例えば天皇家がクリスマスを祝う習慣や天皇の幼少期の手紙・作文、23歳だった時に鼻の手術を受けたことなども明らかにされた。 (Sept. 10)

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